時田 正人

サンフランシスコのタクシー運転手から聞いた、アメリカの雇用状況について

 

元GE チーフエンジニアのタクシー運転手

サンフランシスコ国際空港に降り立ってホテルまで向かう道中、私が乗ったタクシーの運転手は、現在のアメリカで如何に年齢層の高い人々が新たな仕事を見つけるのが大変なのかを語っていた。

彼はエチオピア出身で現在56歳。アメリカ国籍を持ち、弟は弁護士、妹はナースをしている。GE(General Electric)でチーフエンジニアを務め、10年以上に亘り、世界24か国を股にかけMRIの仕事に携わっていた。その後自ら会社を立ち上げたものの金融危機の影響で事業がうまくいかず、現在は求職中。

 

2,500通の履歴書を提出し面接は1つという雇用現状の実態

この半年だけでも約2,500通の履歴書をリクルーティングサイトを通じて提出をしているが、手にすることができた面接は1つだけ。日々報道されるニュースからこの現状を理解していたつもりであったが、やはり当事者から直に話を聞くと、その深刻さがより鮮明に感じられた。

彼との会話は現在のアメリカの政治や経済、また彼が得意としていたエネルギー分野にも及んだ。その観点や意見を聞いていると、失礼な言い方かもしれないが、彼がタクシー運転手をしていることに大きな違和感を覚えられずにはいられなかった。

学生時代を過ごした北米に今年2回目の出張だ。アメリカはフロリダ州、テキサス州、カナダではオンタリオ州の3か所で過ごし、日本でも父親の仕事の関係上転勤が多く、1つの学校で入学から卒業までを過ごしたことは1度もない。
動き回っているのが日常であった自分にとって、今のライフスタイルはその延長上にあるような気がし、やけにしっくりきている。

今回の出張は3日間と短い期間ではあるが、アポの合間の時間を利用し、古くからの友人が現在駐在をしているSan Joseにまで足を延ばしたいと思う。

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