目黒 文子

東京オリンピック開催へ向けてーーロンドンの経験から学べること

先月、ロンドン&パリへ行ってきました!

日本でのオリンピック開催がめでたく決定したタイミングでもありましたし、ロンドンではオリンピックに関する話を色々聞いてきました。

まず、オリンピック開催に伴う観光需要について。

ロンドン市観光局によると、ロンドンをはじめとした過去のオリンピック開催国では、オリンピック開催決定後に海外からの観光客が長期的に増加したとのこと。これは、オリンピック開催決定によるイメージアップと振興策などの相乗効果によるもの。

ただし、ここで注目すべきは、オリンピック開催直前に観光客は減る傾向にある(少なくともこれまでは)ということ。これは、オリンピック開催都市には、「オリンピック中は混雑する、滞在費含む物価が上昇する」というイメージがあるので、一般観光客はオリンピック開催直前?開催期間中はオリンピック開催都市への観光を避ける傾向にあるため。たしかに、オリンピック観戦目的以外の一般観光客は「わざわざ混雑する今年に行かなくても、来年でもいいかな」と思ってしまう人もいるのかもしれない。

ロンドンでは、オリンピック開催直前?開催期間中は美術館や博物館など従来の人気スポットへの来場客が大幅に減ったとのこと。オリンピック会場へ行けなかった観光客も飲食店などで試合を観戦していたらしく(ロンドンにはテレビ付きのパブが沢山ありますからね)、その影響が大きかったのでしょう。

日本においても、宿泊施設や飲食店に大きな経済効果があるのは間違いないかと思いますが、ロンドンなど過去の事例を見ると、その他の業界においても同様に経済効果が期待できるとは必ずしも言い切れないのかと。また、宿泊施設、飲食店でも、国内外観光客の取り込みに積極的かそうでないかで大きな差が出てくるのかと思います。せっかくのオリンピック、単に楽観的に構えるのではなく、経済効果の恩恵を受けられるよう見直していかなくてはいけないのかもしれません。

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